2011年06月03日

ふつう月経は30日前後のサイクルで繰り返されている

ふつう月経は30日前後のサイクルで繰り返されています。とはいえ、今お話ししたように月経は環境やストレス、体調などの影響を受けやすいものです。周期が割合一定している人でも、その時の状態で早くなったり遅くなったりすることもあります。また、毎回ずれるという人もいます。生薬
 したがって、多少のばらつきにはあまり神経質になる必要はありません。とくに閉経まじかになると月経の周期が乱れてきますし、思春期でも同様です。しかし、極端に周期が短かくてたびたび月経になる、逆に数か月に一度しか月経にならないとなると、不妊症の原因になることもあるので、きちんと調べてもらいましょう。
月経周期が24日より短いために、月経が たびたび来るものを頻発月経と言います。月に2回も3回も月経になるとしたら、これは おかしいと考えなくてはなりません。
 この場合、無排卵性か排卵性かに分けられます。無排卵性というのは、文字どおり卵巣からの排卵がない場合です。思春期や閉経前にはよく起こります。月経血の量は少ないのに、10日も2週間もダラダラと月経が続くことが多いのが特徴です。この場合、排卵がないので当然妊娠できません。そのため、妊娠を希望する場合は排卵誘発剤を使います。また、月経が頻繁で貧血を起こしている場合は、その治療も必要になります。
 一方、排卵がある場合は、卵胞期が短くなっている場合と黄体期が短くなっている場合があります。卵胞期が短くて排卵が早く起こり、頻発月経になるケースは、思春期や更年期に多く見られます。反対に黄体期が短くなって起こる頻発月経は、不妊症や流産の原因として重視されています。黄体ホルモンの分泌が不十分なので、受精卵が育つ子宮内膜の受入れ体制が十分にできないのです。そのため、卵子が受精しても子宮内膜に着床できず、不妊となることがあるのです。この場合も、必要に応じてホルモン剤などによる治療が行われます。

 月経の周期が39日より長い場合、つまり年に10回以下しか月経がない場合を、稀発月経と言います。
 更年期が近づけば、月経がたまにしか来ないようになるのはのは 生理的な現象ですし、成熟期の女性でも環境によっては月経が遅れることはあるものです。問題は、月経がたまにしか来ないといってもいつ来るか
 わからないほど不定期だったり、排卵がない場合です。この場合は、卵巣や脳下垂体の働きが低下している可能性があり,不妊症になったり、無月経にすすむこともあるからです。この段階で治療をすれば、無月経になってから治療をするより排卵が起こりやすいのです。
 同じ稀発月経でも、周期が長いだけで1カ月半に1回とか、2 カ月に一回は定期的に月経があり、排卵もあるという場合にはあまり心配はありません。たまにしか月経のない人でも、妊娠して出産している方は珍しくないからです。それは、そういう形の月経なのだと理解してください。
 いずれにしても、無月経も含めて排卵の有 無やどのタイプの頻発月経なのかといったことは、基礎体温をはかればわかります。山茱萸



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Posted by 動物 at 15:04 │健康美容