2010年10月20日

漢方薬の品質評価

漢方薬が多くの人に信頼されていますが、生薬の薬効はもっと多くの客に認可されています、どうしてですか?ここで分析します
1.生薬?漢方薬の品質評価とその問題点生薬 
生薬は天産品であり、同一生薬であっても産地、採取年度?時期、加工調製方法によって品質が影響されます。生薬の品質は、形態学的手法と種々の理化学的手法(特に有効成分の含有量測定)で評価されます。さらに、残留農薬と微生物汚染についての検討も重要です。特に高価な動物生薬の牛黄(ゴオウ)や麝香(ジャコウ)、熊胆(ユウタン)では偽物、異物の混入した物が出回ることがあり、注意が必要です。
 また、漢方薬(中国では中成葯 (チュウセイヤク))に用いる生薬には、同一名であっても日本と中国でその基原(原植物)が異なるものが多く(当帰(トウキ)、川キュウ(センキュウ)、朮(ジュツ) 等)あり、薬理活性の差も懸念されています。

2.生薬?漢方薬による健康被害麻黄
生薬や漢方薬は作用が緩和で安全であるという訳ではありません。日本では慢性病の治療に長期間同一の漢方薬を投与することもあり、柴胡(サイコ)製剤などによる間質性肺炎が大きく報道されました。また、中国では科?属の全く異なる植物のものに同一名をあてることがあり(“同名異物”という)、中国の製薬工場でアリストロキア酸を含む生薬を原料とした製剤が日本の病院で投薬され、腎障害を引き起こしました。また、漢方薬でも牛黄清心丸のように高濃度のヒ素や水銀が処方されている場合などがあり、中国?台湾旅行の土産として購入することは注意が必要です。

つまり漢方薬より生薬の方が自然で安全です。



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Posted by 動物 at 16:08 │健康